すげぇな!と思ったけど大した事ではないなと思ったこと

メタルギアの小説を読んでいて、ジーン、ミーム、システムと、3段階の主題の展開を見て、小島すげぇ!ってなったけど、すげぇところは、ジーンとミームでのリバティ(規範の中での自由?自立かな?)であって、システムからフリーダム(完全なる自由。束縛からの解放?)は別に凄くないと思った。
凄くない、と言うか、それ以外無いというか。自由である形については、凄いかもしれないけどね。

うんと。みんな現状に不満を持っている状態を基本姿勢と考えれば、こういう展開になるよなぁ、と思った。
そして、なんか書きたいなぁ、と思っていた情熱がしぼんだ。
結局、そこにいたるんだよな、と思ったと言うか。

んで。
システムの話を読んでいるとき、横で、システムが人を駄目にする、って話をしていて、こいつもすげぇのか?と思ったけど、システムが人を駄目にするって、衆愚政治の事じゃんね。あり方は違うが、本質は同じで、そんな事は分かってんだよ、って歩きながら思った。
気に入らない点も出てきた。
作品Aと作品Bの優劣をつけること。
どっちがすげぇか?って、どっちもクソだよ。

でも、どっちにもいい所がある。
個人的に、賢者は、いい所をを見抜けている人なんだと思った。

つまり、世に出てくる賢者は、ありえないって事だ。

みんなが右向くからオレも右向くって時点で、なんか、知性を疑うよ。
でもね。
みんなが見ているものを俺も見なきゃっていう思考は、分かった気がするよ。