語るに落ちる、の実例

自民党が提出している?言い出している?憲法改正案について、かみついている理由が解らない。
http://blogs.yahoo.co.jp/konishi_hiroyuki_524/17572087.html

つまり、以下の点で、小西議員の中の、法の論理的な何かから考えると、言語道断の所業と言われているわけですが。

○ 数々の立法に携わってきた実務経験からすると、自民党の草案は正直、論評に値しないほど粗雑なものでありますが、少なくとも、これが新憲法として施行されたならば草案13条などの条文にもとづいて、国民の自由や権利をいとも簡単に制限できる法律を国会がいかようにでも作れることを、私自身立法府の一員として容易に想像できます。

○ 例えば、?国民の代表として重要な公務に携わる国会議員を言われなき中傷からから守ることが「公益」であるとして、あるいは、?国民の代表として国権の最高機関の一員たる国会議員を批判することは「公の秩序」に反するとして、「内閣総理大臣や国会議員をネットで批判することを禁止する法律」などを立法し、容易に国民の皆さんの自由と権利を奪い、我が国の民主主義を破壊することが出来るでしょう。

○ こんなことを断じて許さないために、日本国憲法のもとの国会議員の使命を全うすべく信念をもって闘って参ります。

個人的に、下記の記述をしない限り、国民の権利主張と、国益の追求とが衝突したとき、つまり、国民が意固地になった時、大切な時間が無為に消費される、と事を避けたいのだと思います。

自民党 日本国憲法改正草案】
第13条 全て国民は、人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公益および公の秩序に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大限に尊重されなければならない。

なんですか。
そういう制限を課そうとしたときに、初めて烈火のごとくブチ切れれば良いんじゃないかと思います。
可能性の一つにリスクがあったとして、それとメリットを勘案し、物事を決めるのが大人じゃないかと思うんですね。
リスクを全力回避するならば、子供だってできます。

個人的に、日本はサムライ文化(笑)を継承した、大量のマゾヒスト、もしくは、求道者の集合体と思います。
その前提から考えると、この小西議員の言う事は「あっそー」のレベルに聞こえます。
なんつーか、「このレストラン、頼むと、あったかいお茶と水出してくれるのに、なんでお前頼まないの?」的な。
いや、俺は水だけで良いし、みたいな?無駄な御茶入れて貰う必要ねぇンだよ勿体ねぇだろカス、みたいな?

そこも酌んで、何も分からない国民の皆様の為に、と言うのであれば、
 先に国民投票法の改正をし、より国民の皆様に知らしめて、皆様の感覚で、憲法は制定すべきではないか。
 委譲された先の権限ではなく、自らの手で選びとれるようにしていくにはどうしたら良いのか。
 改定議論の前に、仕組みの議論をしませんか?
と言うのが筋じゃないかと思う次第ですよ。

それと、予算を決める場で、予算以外の話をするって、大人としてどうなの?
通常会議のアジェンダ以外の話で盛り上がったら、ディレクションする人が切り捨てるもんなんだけど、その権限は回答者側にないのだろうか。ないんだろうな。ないからこういうことするんだろうな。そりゃWikiにも書かれちゃいますよ。馬鹿すぎて。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E8%A5%BF%E6%B4%8B%E4%B9%8B

きちんと国益を考えて仕事してほしい。それを問題だと思うのは良いと思うが、やり方がアホの極みですよ。
ちなみに民間企業にいた事ないんですね、この人。仕事の為に仕事するって言葉を送ります。

あと、何かの大家を知らないまま、何かを語る事に、何か問題があるんですかね?
議論をする場において、相手のバックヤードについて話をするって、ただのネガティブキャンペーンですよね?

つまり、それら学習をしていない僕らが、憲法について語らう事をあざけってるわけですよね?
僕は法学部でしたけど、全く学校に言って無かったので、そんなおっさんの事は全く知りません。
誰かの恩師で、誰かにとっては神のごとく扱われる人なんでしょうが、知ったこっちゃないです。ただの他人です。
だからその人の言う事が、ある点から見て正しかったとしても、僕の観点から見て正しくなければ、僕は批判します。

それが自由ってもんで、それを保証してるのが人権ってもんです。
人権を語る人間が、それをあざけるってのは、語るに落ちるって言うんですよ。